52年ぶりの金メダル獲得を目指す日本が、フルセットの末にドイツに敗れ黒星発進となった。第4セットで一時はマッチポイントまでこぎつけたが、勝機を逃ししてしまった。
勝負が決まる15点先取の第5セット。いきなり相手のサーブがネットインとなると、ブラン監督が厳しい表情を浮かべた。以降もドイツの強烈なアタックになすすべなく3-7となり、指揮官はタイムアウトを取って指示を飛ばした。
4-8で迎えたコートチェンジ後、3連続ポイントで1点差に食い下がったが、逆にドイツが連続ポイントで先に10点へ到達。小野寺がサービスエースを決めるなど懸命に粘ったが、12-15でドイツに押し切られてしまった。
第1セットは硬さが目立つ展開となった。序盤、ドイツの8連続ポイントで流れを失うと、ブラン監督が10点以内で早くも2度のタイムアウトをとるなど、苦しいバレーを強いられた。最後までドイツのエース・グロザーを止めることができず17-25で先取されてしまった。
第2セットの序盤も流れはドイツ。だが日本は我慢強く試合の流れが動くのを待った。すると西田のサービスエース、石川のアタックなどで4連続ポイントを奪い、会場の雰囲気も徐々に変化。一進一退の攻防が続いたが、最後は主将の石川が決めきって25-23で奪い返した。
第3セットは影をひそめていた高橋藍の動きも一変。スパイクを決めると、その表情から笑みがこぼれた。ドイツに主導権を渡さず25-20で押し切ると、第4セットは一進一退の攻防となる中、高橋藍のサーブなどで相手を崩し、引き離されないように粘った。17-19の状況で石川がサービスエースを決めると、絶叫しスタンドが一気に沸き返った。
ドイツがたまらずタイムアウトを取り、石川のバックアタックで21-21のタイに。以降はアタッカー陣の打ち合いとなる中、最後は30-28でフルセットへ持ち込まれていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/739e10bab4adb2dc1fbd5b1810e0f9363dd2edd2
引用元: ・【パリ五輪】バレー男子 フルセットの激闘で痛恨逆転負け 52年ぶりの金メダルへ暗雲 一時マッチポイント掴むも決めきれず [阿弥陀ヶ峰★]
コメント